献血マニア

採血マニア

私の弟は献血マニアです。マニアという言葉がふさわしいか分かりませんが、顔を洗う、歯を磨く、というという当たり前の生活習慣の中に「献血」も入っているのです。

 

自分だけなら別にいいのですが、他人をやたら誘うのです...

 

ある日、弟はデート中に献血バスを見つけ、「ちょっと寄ってかない?」とまるで喫茶店のように彼女を誘ったのですが断られ、弟だけ献血している間に彼女は帰ってしまったそうです。

 

弟とジーンズを買いに行ったことがあるのですが、裾上げに1時間ほどかかると言われ、「じゃあ、その間俺献血してくるから」と突然いなくなったこともありました。私はゲームセンターで、弟は献血で時間を潰すという変な待ち時間でした。

 

注射針が怖く、血を抜くなんてとんでもないと常々思っている私は、「献血の何がそんなにいいの?」と弟に尋ねたことがあります。すると弟から「血を抜いた時の心地よい疲労感が、悪のボスを倒した時のような快感があるから」と何だかよくわからない答えが帰ってきました。排尿や排便みたいなものなのでしょうか。

 

血は繋がっていても全く理解できない感覚でした...。

 

今は離れて暮らしているのですが、先日久しぶりに合う機会があったので、「今でも献血通ってるの?」と聞いてみました。弟は営業マンで外回りをしているのですが、お客さんを待つ間に献血に行ったら、弟の時間の勘違いで、直後に来たお客さんを怒らせ商談が無くなってしまった...という最近の失敗話をしてくれました。

 

変わらないなぁ...とちょっとホッとしました。